アガベ育成

アガベチタノタの胴切り記録①


相変わらずアガベばかりを記事にしているが、今回初めて胴切りによる繁殖を行なったので、記録したいと思う。


まずアガベの育成が趣味となった理由と、アガベのいいところを挙げたいと思う。

アガベ育成が趣味になった理由


そもそも僕は植物育成LEDにとても興味があった。


というのも、アクアリウムから始まり、元々LEDを使用していたのだが、水槽をかっこよく演出出来るの育成ライトを探していた。


そこで出会ったのがアマテラスだ。


最も日光に近い波長が・・・という文言に釣られ、購入したがアクアリウムには既に使用していたchihiro'sが綺麗だった為、代わりに別のものに使用できないか模索していたところ、植物に出会い、魅せられコーデックスやアガベと出会った。


アマテラスの使い道に困ることから始まったコーデックス、アガベライフだがとても楽しい趣味だし、SNSを通じて同じ趣味の人たちとつながりを持つ事が出来た。


驚いたのが、老若男女問わずに様々な年代の方がアガベにハマっているようだ。

アガベのいいところ その①


先述の通り、色んな人と繋がれる。


他の趣味でもそうかもしれないが、ニッチな業界(笑)なので、アガベ好きな人はSNSである程度限られてくる。


狭い世界で、ひたすら奥が深い。皆で育成を伝授しあえる環境なので、初心者でも入りやすいと思う。なにせ皆超が付くほど優しい。

アガベのいいところ その②


年齢関係なく、趣味に没頭できる。


僕も他にいろんな趣味があるが、いつまでもやっていられるのはアガベくらいではないだろうか。


むしろ育成はスキルなので、年々腕前は上がっていくだろう。


スキルを磨き続ける事が出来るというのはとても素晴らしい。


競争するものではないが、かっこよくアガベを育てる事が出来た時の喜びは大きい。

アガベのいいところ その③


丈夫なところ。


コーデックスの難しいところは根腐れしやすかったり、成長が見えづらいというところ。


それがひとつ良いところでもあるのだが、初心者が難しくて辞めてしまう事が多く、とても寂しい。


その点アガベは丈夫なので、枯らす心配はほとんどない。


つまり、どう育成していくかのみ考えれば良いので、経験がなくても楽しめるだろう。


アガベの胴切り


本題に入るが、今回胴切りを行なったのはFO76。


とても気に入っていたが、成長が鈍化し葉に元気がなかったので、思い切ってやることにした。


まずは今回用意したものの紹介をする。

用意したもの

  • 大きめのアガベ 【FO76 オテロイ】
  • 釣り糸 【東レ】
  • ルートン 【粉末】
  • カッターナイフ (念のため)
  • ライター
  • 革手袋

発根促進剤のルートンと道糸
カッターナイフと殺菌用ライター

結論から言うと、釣り糸は駄目だった


釣り糸では太い成長点を切る事が出来なかった。


Youtubeで勉強した限り、最適な方法だと思ったが、結局はカッターナイフをライターで殺菌してから使用する事になった。


もっと言うと、写真サイズのカッターでも少し厳しかったので大きめのカッターを用意する事をオススメする。

いざ、銅切り


カッターを入れる前に、どこを切るか明確にしておいた方が得策。

※注 >>> カッターでの作業は必ず手の保護をしてから行おう。


今回、胴切りを選択したのは、切った上部も生かせるメリットが大きかったからだ。


実際、カッターでの作業が大変だったのと、初めての試みだった事もあり、上部がバラバラになってしまった。


大きな株だが、葉数が少なかったのが原因。上部も綺麗に残したいのであれば、葉数にも気をつけた方が良いだろう。

成長点を必ず切り落とす


実は銅切りを終え、完了したと思ったのだが心配になったので有識者に写真を見てもらい、胴切りがちゃんと出来ているか確認してもらった。


YoutubeやSNSで色々調べながら実施したものの、せっかく大きな株を胴切りしたので失敗はしたくない。


実際に見てもらった写真がコレ。


どうも勘違いしていたようで、成長点を切れば胴切りは完了したと思い込んでいた。


しかし一度見て貰う事で下記の指摘を頂いた。

  • 成長点が残っているため、タケノコ切りになっている。必ずえぐり取ること。
  • その際、カット位置が下すぎると枯れゆく下葉同様に力のない株となってしまい共倒れになる可能性がある。


これは確認しておいて大正解・・・。


知らぬままに胴切りを終わらせるところだったが、なんとか無事に完了する事が出来た。


実際、下葉の枯れが進んでいるため、切る箇所は慎重に決めたのだが功を奏し、良い高さで胴切りを行う事が出来た。

胴切り後はお馴染み殺菌剤を塗布


切った直後は株に菌が入りやすい状態となる。


そこで、アガベの育成で欠かせない殺菌剤(今回はルートン)を使用し、切り口の養生を行う。


これについては、多少量が多くなっても構わないので、切り口全体に行き届くようしっかり塗るようにする。


せっかく胴切りしたのに株が菌によってダメになる事は避けたい。ルートンがなければベンレートでも良いので使用する。

あとは乾燥させてからひたすら待つのみ


ここまで終えたらあとは子株が吹く事をひたすらに祈ろう。


また、成長点を切ってしまっているので、株はかなり弱っている。


この時点での鉢の植え替えは絶対にしないようにする事。


水やりは通常の株を育成するのと同様に用土が乾いたらあげるようにする。だが、切ったところにはなるべくかからない方が好ましいようだ。

まとめ


胴切りは親と同じ遺伝子を持つ子どもを複数作れるとても驚きな方法だ。


やり方もそこまで難しくないが、何点かは注意する必要がある。

  • 成長点を完全に潰す
  • 切り口に殺菌剤を塗布する
  • 切り口を乾燥させる

以上の注意点さえ守れば、数ヶ月先には新たな株がお目見えするだろう。


今回第一弾で書かせてもらったが、時々胴切り後の株の様子を掲載していく。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター

KNOCK × ON

37歳|メーカー勤務のサラリーマン

趣味:アパレル・ビザールプランツetc...
好きなものを掛け合わせた事業を計画奮闘中。
アガベの育て方や、仕事が憂鬱な人に、副業が大きな心の支えになる事を知ってもらいたくて、ブログを書いています。

-アガベ育成
-, ,

© 2024