こんにちは。ノッコンです。
このブログでは、アガベの育成に関して重要なことを、めちゃくちゃ繰り返し言います。
また言わせてください。最高のアガベは、根が最良の状態であること。
成長が鈍化したり、葉色が悪い状態のアガベは、間違いなく根の状態が悪いのです。
つまり、最高のアガベを育成したいのであれば、根っこを出来うる限り、ベストな状態に保つこと。これが一番の近道です。
今回は、最良の根を作る方法を解説していきますので、ぜひ読んでみて下さい。
それではいきましょう。
根の状態を確認することは難しい
そもそも根っこの状態って言っても、見えないからわからないのです。
この株は健康だから、根の状態もいいだろう。と、基本的には株の状態を見て判断するしかありません。
普段は地中(用土の中)に植っているので当たり前の事ですが、それでも根っこの状態は確認したいですよね。
ちゃんと確認するには、株を抜いてみる以外ありませんが、観察程度に見る方法を書いておきます。
- 鉢のスリット部分から根を確認する
- アガベを揺らして確認する
- 浅めに植えて、株元の根を確認する
順番に見ていきましょう。
鉢のスリット部分から根を確認する
他の鉢では植わっているアガベの根先を確認する事は出来ません。
ですが、スリット鉢からであれば、根張りの状態が少し見える場合があります。
画像では少しわかりづらいですが、スリットの間から白い根が見えます。
これが茶色く枯れていたり、どのスリットからも根っこが見えないのであれば、根の状態は不十分だと言えます。
アガベを揺らして確認する
しっかり根が張った状態の株は、ぐらつきが一切ありません。
逆に根が鉢の中で充足していない株は、ぐらぐらと株が動きます。
この方法では、根詰まりの状態は確認出来ないのですが、植え替え後や、発根して間もない株の根張り状態はわかります。
株がぐらつく状態であれば、「しっかり育成」よりも「養生育成」を行った方が良いでしょう。
揺らしすぎて根っこを傷つけないように注意してくださいね。
浅めに植えて、株元の根を確認する
僕は株の種類によって、浅植えと深植えを分けるようにしています。
大きめの株であれば浅く植えて、子株は深めに植えます。
理由は、株の重さや水やりで、だんだん株が下がってきます。
その時に、下葉がスリット鉢に当たらないようにするために、あえて浅めに植えます。
浅植えしている場合、株元を探ると根が見えます。そこで根の状態を判断することが出来るわけです。
完全にチェックするには植え替えるしかない。
色々書きましたが、どの方法も100点とは言えませんし、誰もが出来る方法ではありません。
もとよりアガベの魅力は、高い鑑賞性です。
そのために作家鉢が使えない。とか、浅く植えて鑑賞性を下げては本末転倒ですよね。
やはり、根っこの状態をちゃんと確認できるのは、植え替えのタイミングだけなのです。
根っこの状態を最高に保つ活力剤「HB-101」
ここからは、見えない根っこを最良の状態に保持するためのアイテムを紹介します。
僕も、かなりの頻度で使用していますが、いまだに必要不可欠な活力剤です。
植物の活性剤は他にもありますがHB-101が効果も大きく、総合的に一番使いやすいですし、株に優しいです。
葉水用のスプレータイプもありますが、自分が使っている「原液タイプ」を紹介していきます。
HB-101とは
フローラ社の、天然成分のみから作られた「植物の活力剤」です。
原料は、スギ・ヒノキ・マツ・オオバコなど。
実際に使ってみて、どんな効果があったか
根の張り方の効果が大きいです。
HB-101を与えているアガベは、根の状態が非常に良いです。
根の状態が、なぜそんなにも大事なのかと言うと、良い根は水分・養分を余す事なく葉に浸透させてくれるからです。
肥料を与えても、水をあげても、根が吸い上げれない状態では意味がありません。
特に、アガベの葉色の濃さで、つくづく根の状態は大切だと感じます。
ちょっとくすんだ葉色のアガベも、根を作りあげることで、濃い緑に移り変わっていきます。
HB-101の使用前と後では、全然違うので根の状態が格段に良くなっているというわけです。
使用前↓↓
使用後↓↓ ライトの加減もありますが、同じ株でも明らかに違います。
使用方法
まず、原液を水で1000倍〜10万倍に希釈します。(僕は1000倍です)
1ℓペットボトルに1〜2滴入れて希釈すると、ちょうど適量になります。
注ぎ口が1滴ずつ落とせるようになっているので、一気に溢れ出る心配がない事です。
あとは、普段の水やりと同じようにすれば良いのですが、僕は株の上からかけています。←葉水と一緒なので問題ありません。
与える頻度
公式には週1度とありますので、僕も週に1度程度与えていますが、状態が悪い株には水やりの度(2−3日に1度)に与えています。
肥料と違って、やりすぎで肥料焼けすることもないので、状況に応じて与えてみるのも良いと思います。
保管方法
直射日光を避けて、冷暗所で保管してください。
暑い夏の外に出しっぱなしはやめましょう!
活性剤として以外のメリット
趣味家にとっては、かなり優秀なアイテムである事がわかってもらえたと思いますが、他にもメリットがあるので書いておきます。
- 香りが良い
- 害虫の忌避
香りが良い
活力剤と呼ばれるものは、匂いが気になる人もいると思います。
HB-101はシャンプーみたいな香りで、キツい匂いは全くありません。むしろいい香りです。
リビングや部屋など、屋内で育成している人も、匂いを気にせず使用する事が出来ます。
害虫の忌避
薬剤を使用せずに害虫の忌避ができるのも、大きなメリットだと思います。
屋内育成の人は特に、部屋で薬剤を使うのは気が引けるでしょう。
ニームオイルなんかもそうですが、健康被害の心配をせずに、害虫予防ができるのは便利です。
※ちなみに殺虫効果はないので、マメに散布するが好ましいです。
HB-101のおすすめの購入先
唯一のデメリットは天然成分で作られている分、他の活性剤と比較し、やや割高ということです。
加えてホームセンターや他のサイトでは、価格に少し変動があり、偏りがあるようです。
で、色々調べてみましたが、公式サイトが最安値でした。
公式で購入するメリット
ひとつは販売元から直接購入なので、保管状態を含め、品質は安定していると思います。
その他にも公式ならではのメリットがあるので、紹介しておきます。
- 到着後8日以内であれば、開封済みでも返品可能(※送料は購入者負担です)
- 送料・手数料が無料で購入できる
- Amazon Payで決済に手間がかからない
まだ返品した事はありませんが、僕も公式サイトから何度か購入しています。
また、割安になるため容量は大きめのものを推奨しますが、鉢植えであれば100cc、もしくは500ccあれば数ヶ月持つイメージです。
他にも顆粒タイプなど、あまり見かけない商品も購入可能です。
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植物本来の力を最大限に引き出せます。
僕のアガベライフは活性剤あってこそ
僕が活性剤を使い始めた理由も、簡単に書いておきます。
「植物の育成は根を育成すること」
これは、アガベを育て始めて気付いた事です。
ですが、実際にどうすれば良いか。これが難題でした。
で、たまたまネットでHB-101という活性剤を見つけて、ダメ元で購入したのが始まりです。
いきなり凄いとはなりませんでしたが、僕が一番大事に育てている鬼爪の葉色が驚くほど濃い緑に変わっていきました。
写真を撮っていないのがショックですが、正直、驚きの緑でした。(笑)
これがきっかけで、いまだに使わせてもらっています。
まとめ
原産地であれば、アガベは肥料や活性剤がなくとも、健康に育ってくれると思います。
ただ、せっかく日本で育てるのであれば、愛情を持って育てたいと思っている人が大半だと思います。
そこには色んな方法があると思いますが、僕個人の意見ですが多湿の日本では、アガベの生育に活力剤はマストです。
格好いいアガベを育てるための要素はたくさんありますが、まずは根を育てる意識で、育成してみてはいかがでしょうか。
今日の記事は
- 根の状態を確認する方法の話
- 根を健康にするHB-101の話