こんにちは。ノッコンです。
アガベを育て始めて何年か経ちましたが、その間に色んな育成ライトを試してきました。
今回は、多くの人がアガベの栽培で使用している育成ライトの「電気代はどれくらいかかるのか」を、解説していきたいと思います。
先にお伝えしますが、電力会社やプランによっても違いがありますので、あくまで目安として、見ていただけると幸いです。
それでは参りましょう。
今は各メーカーほとんどがLEDライトです
一昔前では、蛍光灯が育成ライトとして使用されていました。
アグラオネマなど、熱帯植物の栽培に広く使用されていましたが、今はLEDライトが主流です。
LEDなので、初期投資が必要な一方、ランニングコストはかなり割安になっていると言えます。
とは言え、どれぐらいの株数を育てるかによっても必要なライトの数、種類が変わってきますので、「どういったモノを選ぶか」でコストはかなり異なってきます。
季節ごとの電気代はどれくらいかかるのか?
僕が自宅で育てている株は、30-40株ほどなのですが、育て方も種類によって様々ですので、少し紹介します。
- 休みの日中は屋外
- ライトのみ
- 屋外での太陽光のみ
株数が増えれば増えるほど手間がかかってしまいますが、コストを抑えたい人は、積極的に屋外に出して自然光を浴びせる事をおすすめします。
また、季節によって電気代も変わってきますので、その点も理解しておいた方がいいでしょう。
その前に、僕の居住環境ですが、間取り3LDK・広さは約70㎡のごくごく普通の大阪にあるマンションです。
春「暖かい日はなるべく屋外へ』
春はアガベの成長期です。
冬の寒い休眠期から解き放たれた株は、一気に成長を開始します。
日当たりさえ良ければ、育成ライトなしでも十分に育てる事が出来るでしょう。
積極的に外に出せる季節ですので、電気代はあまり高くありません。
ちなみにですが、我が家の電気代は昨年ベースで平均1.3万円ほどでした。
夏『意外と難しい夏の管理』
夏型植物なのに、難しいのがこの季節です。
6月の梅雨時は、日光が不足しがちなので育成ライトの出番が増えます。
7・8月の真夏は、暑すぎる事もあって屋外へ出しっぱなしというわけにもいきません・・・。
個人的にですが、アガベが最も枯れやすい季節は夏だと思います。
エアコンの使用量も増えるので、アガベを育てるための電気代だけではありませんが、2万を超える月もありました。
だからと言って、大切なアガベを枯らすわけにはいきませんので、少々電気を使用するのは仕方ないのかなと思います。
秋『春に続く成長期』
涼しい季節ですが、夏から一転し、アガベが育てやすい季節です。
一般的な植物は秋には紅葉し、休眠する時期になりますが、まだもう一声と言ったところでしょうか。
アガベは順調に育ってくれます。
春と同じような育て方ですが、序盤は残暑が厳しかったり、夜間は冷え込んだりと油断は出来ない季節です。
という事もあり、育成ライトが活躍する季節でもあります。
電気代は1.5万ぐらいでしょうか。
エアコンの使用量は減るものの、春ほど電気代は下がりませんでした。
冬『育成ライトが最も活躍する季節』
屋外栽培が基本の方も、アガベを室内に移動させる季節ですよね。
気温も下がりますし、日が短くなる事で日光不足となり得ます。
たとえ冬でも、屋外で十分アガベを育てる事が出来るのですが、徒長や冷害のリスクを考えると、室内へ取り込んで育成ライトの下、必要な光を照射するのが絶対的に安心です。
電気代は1.7万ほどで、夏と比較すると高くはありませんが、年間を通して電気代がかかる季節といえます。
思っていた以上に負担は大きくない
ここまで日常生活とアガベ栽培にかかる合算の電気代を、大まかですが書いてきました。
資源価格の高騰もあり、一概には言えませんが、アガベを育てる前と比べて「それほど電気料金は上がっていません」
冬場は毎日15時間点灯している割に・・・と、思ってしまいます。
つまり、普通にアガベ30-40株を育てるぐらいであれば、ランニングコストは気にしなくてもいいって事ですね。
当然、育成ライトの選定は非常に大事です。
僕が今現在使用しているライトは、かなり省エネなんじゃないかなと思っています。
ここで、使用感も含めて、僕が普段使用している育成ライトを紹介します。
調光機能が超絶便利「スパイダーファーマー」
まず紹介したいのが、パネルライトのスパイダーファーマーです。
省エネで、広範囲に光を照射出来るのが最大のメリットです。
中でも、スパイダーファーマーは調光が楽で、少ないワット数で十分な光を当てる事が出来ます。
普段40-50%の出力にしていますが、すくすく育ってくれます。
・パネルライトなのに、薄く軽いのが魅力
ガンガン育成したいなら「マーズハイドロ」
もうひとつ、パネルライトを紹介します。
知名度も高く、多数のアガベ愛好家が使用しているマーズハイドロです。
パワーが他のパネルライトと比較し、全然違います。
そのわりには省エネで、これも安心して使えるパネルライトになります。
ただし、ライト周りはかなり熱くなりますので、取り扱いにはご注意を。
・パネルライトでは人気NO1
電球タイプはこれ一択「アマテラス20W」
最後は電球タイプを紹介します。
僕も長く愛用しているアマテラスですが、まず見た目が格好いいです。
見た目より性能でしょって思う人もいるでしょう。いやいや、見た目はめっちゃ大事です。
アガベの高い鑑賞性をさらに引き立ててくれるのが、このアマテラスです。
光の強さといい、色といい完璧すぎです。
しいていうなら、1灯で複数の株を育てることが出来ないのがデメリット。
何灯も取り付ける事が出来る環境であれば、僕は迷わずアマテラスを使います。
アマテラスの光に囲まれて暮らしたいぐらいです(笑)
・10Wよりも20Wがオススメ
調光機能・自動での点灯、消灯が出来るものが使いやすい
紹介した3つのライトには、調光機能があります。
アガベの鑑賞性をより高めるのであれば、強い光が望ましいのですが、成育段階・状態によっては弱めの光が好ましい場合も多々あります。
また、複数のライトを設置するのであれば、電力消費を抑えるのにも重宝します。
万が一の点け忘れ、消し忘れに備えて、自動点灯、消灯が出来るようにすることを推奨します。
SwitchBotのスマートプラグは、アプリで簡単に操作出来るのでおすすめです。
たくさん育てたいなら、パネルライトがコスパ最強
パネルライトを2つ紹介しましたが、1灯あたり120-140W。加えて複数株の範囲を照射出来るわけですから、電球タイプよりコスパがかなりいいです。
葉に満遍なく光を当てる事も出来ますし、かっこいい株を作り上げていくのにも、パネルライトは最適だと思います。
ただ、アマテラスに照らされた株は先述の通り、めっちゃかっこいいです。
SNSに投稿する写真を撮るのはアマテラス。育てる時はパネルライトといった使い分けも全然ありですね。
結論:アガベを室内で育てても、電気代はあまりかからない
初期投資こそかかれど、普通に栽培する分にはランニングコストは気にするほどではありません。
ちなみに、冒頭で紹介した電気料金は、アガベの栽培に欠かせないサーキュレーターを回しっぱなしの分も含まれています。
もちろん、かけようと思えばいくらでもコストはかけられますが、これからアガベを始めたいって人には、ポイントさえ押えれば日常生活に少しプラス程度の電気代で済ませられるということを、お伝えしておきますね。