こんにちは。ノッコンです。
「普段アガベの育て方」を書くことが多いのですが、ここらでアガベの魅力をもっと色んな人に知ってほしいという想いも込めて、改めて書いていきたいと思います。
はじめに言っておきますが、アガベは最高です。
どう最高なのかを知ってほしいがために、この記事を書きます。
それでは参りましょう。
アガベの良いところ その① 沼が深い(いい意味で)
ハマってしまう理由はたくさんあると思いますが、いくつか挙げてみたいと思います。
これ以外にもあるで!って人はコメントで教えてもらえたら嬉しいです。
- 鑑賞性が高い
- レアリティーの高さ
- 育たない楽しさ
ざっくりこの3つがハマる理由だと思います。
ちょっと深掘りしていきます。
鑑賞性が高い
ほんまに趣味がいいよなぁ。
これ、友達の弟に初めてアガベを見せた時に言われたセリフです。
まったくアガベを知らない人でも、アガベの格好良さはわかってくれます。
これに良い鉢を組み合わせると、もはやアートだと思っています。
インスタのpostを眺めていると、そういった株をたくさん見れます。
育て方も大事ですが、魅せ方もとても大事で、そういった意味ではファッションと同じです。
自分で色々買って、失敗しながら高めていく。
アガベ好きにオシャレな人が多いのは、その部分が似ているからっていうのもあるかもしれません。
レアリティーの高さ
珍奇植物って意味とは別で、アガベ(チタノタfo-76)にはそれぞれ名前が付けられています。
白鯨とか、レッドキャットウィーズルなど、今は普及種と呼ばれるものから、白犀牛や清櫻といった台湾のナーセリーが名付けた「特異な品種」があります。
これがまた格好いいので、価格も高く設定されているわけです。
このように、アガベが高額で取引されるのは個人的に良いことだと思います。
高額だから欲しい。高いから買えない。だから値打ちがあり、大事にするものではないでしょうか。
仮に、エルメスのバーキンがイオンで1000円で売っていたら誰も買わないですよね。
高すぎて買えない人は、名前がないアガベを実生で育てることも出来ますし、高額種を買うためのモチベーションにもなると思います。
名前が付いたブランド物が良いというつもりはありませんが、ある程度そういった需給バランスを取っていかないとダメだと思います。
話は逸れましたが、希少性が高い種類を育てる時の緊張感は、他でもなかなか味わえません。
何株も持っていると、スニーカーの収集癖と一緒やなと言われることがあるのですが、スニーカーは育ちません。
履いて劣化させるか、新品で置いておいて加水分解するか。この二択です。
その点アガベは増やせますし、自分好みに育てることが出来ます。
趣味家さんはアガベのそういったところに魅力を感じているのではないでしょうか。
育たない楽しさ
僕はこれが一番かもしれません。
育たないってどう言う意味?って思われるかもですが、普通の観葉植物と比べると、成長が極端に遅いです。
そのなかで、下記の様な探究心が湧いてきます。
- どうすれば早く育つのか?
- どうすれば格好良く育つのか?
- どうすれば鋸歯は白くなるのか?etc...
正解はありませんが、アガベの育て方を自分なりに探して、繰り返し試す。
そうこうしているうちに、育成方法がハマっていくわけです。
毎日答え合わせをしているような感じですが、これがめちゃくちゃ楽しいです。
何もしないで成長するより、何かしないと成長しない植物の方が、お世話のしがいがあるというものです。
誰にも負けない良い株を作りたいって思える趣味っていいと思いませんか?
正直、僕は最初ミーハーな気持ちでアガベを育て始めましたが、今では育てる事自体が楽しいです。
光の強さを調整したり、水やり頻度を買えてみたり、変わった肥料を与えてみたり。自分だけの世界にいる気持ちです。
アガベの良いところ その② 全く同じ株、育成方法はない
チタノタには色んな名前が付いたものがあります。
例えばシーザーですが、いまだ人気の種類です。
一口にシーザーと言っても、同じものは2つとありません。
名前がシーザーってだけで、丸くなるものもあれば、鋸歯の幅が広いものもあります。
つまりシーザーも血統や、育て方によって、全く違う顔を見せてくれるわけです。
もちろんシーザーだけではなく、ネームが付いていようがいまいが、育成者によってクオリティも全然変わってくるのが面白いところです。
自分だけの納得のいくアガベを作り込む。で、その手助けが出来ればいいと思って続けているのが、このブログです。
でも、僕の育成方法が正解ってわけじゃなく、こういうやり方もありますよって伝えている事はお忘れなく。
自分でアレンジを加えたり、まるで全然違う育て方をしてもいいと思います。
そうやって、独自の育成方法を確立していくのが、アガベの醍醐味です。
アガベの良いところ その③ 自分と向き合える
いきなり何を言い出すねんってなったと思います。申し訳ない。
僕だけかもしれませんが、アガベを眺めているときは、いい意味で色々と考えが巡ります。
ブログをやっているってこともあるかもしれませんが、どんな記事を書けば役に立つのか。とか、アガベが成長しているのを見ると、なぜか活力が湧いてきたりします。
実は、他ジャンルでもブログを書いたことがあるのですが、ここまで継続できたのは初めてです。
飽き性。というより根気のない僕でも、こうやってブログを書き続けられるのは、絶対にアガベのおかげです。
アガベを育て始めたら全員がそうなるわけではないでしょうが、少なくとも僕にはモチベーションになっています。
アガベの良いところ その④ たくさん増やせる
もし、アガベが増やせなかったら、ここまで人気が出なかったと思います。
丹生込めて育てたアガベから子株が生まれ、また育成をする。
その循環で時間はかかりますが、いくらでもアガベを増やすことが出来ます。
アガベの高い鑑賞性(具体的に)
冒頭でも高い鑑賞性には触れましたが、何がどう鑑賞性が高いのか。
主観もありますが、ちょっと紹介します。
鋸歯
アガベと言えば、鋸歯ですよね。
鋸歯が広ければいいってわけでもないですが、SADのあの鋸歯幅、白さにはうっとりします。
また、少し成長した株は、鋸歯が葉の外側を覆い尽くし連刺となります。
これがまた格好いいのです。
葉の緑に大きな大きな鋸歯は本当によく映えるのです。
また、シーザーのような強いウネリ、白犀牛のツノのような鋸歯。
いわゆる高級種は、鋸歯に特徴があると言えます。
葉
他の植物にない特徴として、鋸歯がありますが、葉にも様々な特徴があります。
ぶつぶつが付いたスタッズと呼ばれる葉や、葉が肉厚で丸いジャガーノート。黒鯨のように葉がハートの形になるものなど、鋸歯以上に千差万別です。
特に、葉の質感は育成によって変わってくるので、色んなアガベを作ることが出来ます。
フォルム
何枚もロゼット状に連なる葉は圧巻だと思います。
株自体の大きさは好き好きだと思いますが、葉数が多いほど見応えのあるフォルムに仕上がるなぁと感じます。
地植えのものも、鉢植えのものも、チタノタじゃなくても、上から、横からと成長の歴史を感じさせてくれるフォルムはアガベ特有のものじゃないかと思います。
趣味家(育成者)の株を見てほしい
ここまで、自己満の記事を書いている錯覚に陥ってます。(笑)
僕はまだまだ趣味家としては未熟ですが、Instagramには沢山の趣味家の方が、postされています。
色んな育成理論をお持ちの方がいるので、そんな趣味家の投稿を見ていただきたいです。
アガベの育成が上手くいかないなぁ。とか、ちょっと飽きてきたなぁって思っている人は必見です。
圧巻のアガベ達が、育成のモチベーションを吊り上げてくれるはずです。
僕がフォローしているなかにも沢山いますので、チェックしてみて下さい。
まとめ
ざっくりアガベはいいぞって話を書いてきましたが、アガベは本当にいいです。
育成に苦労すること、高価なアガベを入手すること、発根管理をすること。一見苦労話みたいなところがありますが、これらもひっくるめてアガベは最高です。
自分なりの方法を模索して、自分のアガベの世界を作っていく。そして、色んな人と情報交換を行いながら、検証していく。
ジャンルとしては狭い世界ですが、とても奥が深い良い趣味です。それに、定年後も楽しめますしね。
これから始める方も、始めたての方も、一緒にアガベライフを楽しみましょう。