僕の趣味のひとつに株式投資がある。投信なども資産運用の一環として行っているが、あくまで資産を利率5%ほどで運用出来たら良いと思うレベル。
一方、株式投資は数多ある銘柄の中から選抜し、自分が見込んだ成長で利益を上げる。一見全く関係ないが、アガベは感覚的にそれに近い。
長く持てば子株が付き、販売で利益を上げるのが配当に近いし、購入後に育成し販売益をあげる事ができれば株式でいうところのキャピタルゲインだ。
そして需要が上がれば価格も上がる。今はアガベも高騰している為、供給が追いつかずインフレ状態。
子株が付けば付くほど利回りは良くなるまさにバブル状態。おそらく落ち着く時点は訪れるが、なにせ好きで収集している人が多い。大暴落は可能性として低いと感じる。
子株を付ける為に必死になっているが、ただ単純にアガベが好きという事もある為、子株を増やしてさらに大きく育てる事が僕の理想。
強烈な価格の希少種
子株であっても希少種は流通量的に高額になる事が多い。
また、以前は手の届く範囲にいた選抜株も今や高嶺の花となってしまった。
バブル状態とは言ったものの、アガベ人気は止まるところを知らない。何より自分で育てられる点では株式投資より一歩リード。
アガベなら日経新聞を読まなくてもいいので、活字が苦手な人にはアガベ投資がおすすめ。
そして子株だが、高騰し続けるアガベは子株の需要も非常に高い。
比較的少額の投資で済むのが魅力的だし、成長させるのが自分である事が楽しい。
注意点として、悪質なネットショップでは子株の品種を偽って販売するところもあるため見定めが必要。
子株を吹かせる方法
言わずもがな、自然に子株が吹くのがいいに決まっている。
簡単に子株を付ける方法を挙げてみよう。
ひたすら育成
これが最もポピュラーな方法。
親から子が自然と生まれ、根元付近に新しい顔を見せる。その子を切り離して育成すれば、親も子供も一緒に育てる事が出来る。
デメリットといえば時間を要する事。
ただ待つだけなので、いつ子供が出来るかわからないし正しい育成が出来ていなければなかなか芽吹かない。
根気強く待つ事でいくつも子供を付ける良株もあるので、ワクワクしながら待つのもいい。
胴切り
アガベに限らず、多肉植物は胴を切り離す事で身の危険を感じ、子孫を残そうとする。
残念ながら僕はやった事がないので、参考になる写真はないがかなりの高確率で子株が生まれてくる。
デメリットはやはり親を切る事で貴重な親株が変形してしまう事。
これについてはよく勉強してから行うべきだろう。
切り離して再度植え付けるといった事も可能なようだ。
そして、もうひとつのデメリットが切り口から菌が入り枯れてしまう事。とても悲しいので僕はおそらくやらない・・・。
縦割り
どうも怪しい手法ばかりだが、これは中央を縦に分割する荒技。
実際の写真は勿論持っていないが、真っ二つに割る事で胴切りと同じ効果を得られるというもの。
びびってしまって到底出来ないが、今後修行を重ねアガベレベルが上がれば是非やってみようと思う。
子株は投資回収できるものなのか【推測】
まず当然ながら親株になるアガベが必要。
親は大きければいいというものでもなく、中株サイズでも子供が生まれる事がある。
個体や環境によっても異なるが、特に環境が大切。
詳しくは別記事で書くとして、投資回収は可能なものなのか。
前提条件を下記として、予想してみよう。
親株 | 中株凱撤(シーザー) |
購入価格 | 6万円 |
期間 | 1年 |
子株価格 | 1.5万円 |
育成ライト | 20W LED |
室温 | 冬は暖房24時間(春〜秋は屋外管理) |
方法 | 自然にひたすら育成 |
諸々の経費を考慮すると1年での回収は不可
仮に年間で4本の子株が付き販売したとして6万円。
諸経費なし前提であれば、1年回収は出来る。しかし育成は思いの外手間がかかるし、電気代などもかかる。
親をしっかり育てるための環境を作るには、それなりに環境に投資しなければならないし、ランニングコストもかかる。
短期での回収は難しいと考えよう。
中長期で見ると回収は可能
未来の相場はわからないが、現在の価格帯を前提とするのであれば、十分に投資回収は可能。
それどころか増えた子株をさらに育成し、親を増やせば更なる繁殖が可能。
価格が高騰している今のうちに子株でも売ってしまう人が多いが、未来のアガベの相場が現状維持なのであればいくらでも回収は可能。
今の相場がバブルでなければ、アガベは更に人気が上昇し、希少種はさらに高騰すると推測。
コレクションする事が楽しい
アガベは多種だし収集癖をくすぐる。
いくら投資感覚とはいえ、ずっと育てた株を売却するのは惜しい。見るのも楽しいし、インスタでも沢山の人がかっこいいアガベをpostしている。
そして、同じ品種であってもやはり個性がそれぞれ違う。
趣味としてリセールバリューが良くて、かっこいいし愛着が湧くアガベの育成は本当におすすめ。
子株の販売も、自分が育てた親から生まれた子が、人に渡りまた育成をする。
そうすれば少なくとも緑は増えるし、地球に還元出来るのではないだろうか。
飛躍しすぎたが、観葉植物は世界を救うと思っている。
とはいえ高額のアガベ。まずは投資のつもりで購入し、アガベの沼にハマろう。
まとめ
たかが趣味ではあるが、世界観を大きく変えられる可能性があるアガベ。
一度ハマるとなかなか抜け出せないデメリットもあるが、逆に長く続ける事も出来るメリットもある。
スポーツやキャンプも楽しいが、アガベやコーデックスの育成も十分に趣味になり得る。
場合によっては本業にする事も可能だ。アガベ育成の趣味を本気で仕事にしたい人は、まずは手始めに育成を行い、子株を販売してみよう。
自分の育成した株を誰かが購入してくれるのはとても大きなやりがいに感じるだろう。