こんにちは。ノッコンです。
アガベを育てていくと、時折見せるストレスカラー。
これ!って理由は、はっきり言ってありません。
赤みが出る原因は、何通りもあるので、原因を調べることが先決です。
以前は、ライトの当てすぎや、水が少ないといった理由の記事を書きました。↓↓
赤みとは、あれから何度も戦ってきたので、以前の記事のアップデート版として、解説していきたいと思います。
【原因】赤みが出るのは?
まず、赤くなるのはアントシアニンが原因です。
植物の防衛本能で、光合成したくないって状態です。
当然、植物は光合成して成長するので、赤みは成長を阻害する原因というわけです。
気温が低い
寒くなると赤みを増すといった経験はありませんが、実際はあるようです。
春先のまだ涼しい時期に風を当てすぎて、若干の赤みが出たことがありますが、葉まわりの温度低下によるものだったのかもしれません。
光の当てすぎ
もっとも多い理由はこれかなと思います。
僕は赤みを取る際、通常の育成ライトから、弱めライトの方に、株の場所を移します。
アガベは日光を好みますが、状態や環境によっては、調光してあげるのが良いですね。
水が少ない
正直、アガベは水やりが少なくとも育ちます。
ですが、趣味家の多くは、しっかりと水やりをしています。
健康に育てるためには、僕も水やりはマストと思いますので、しっかり水やりをしてあげましょう。
根っこが少ない
これが重要です。
根っこが張っていれば、水分はしっかり葉へと行き渡り、少々強い光を当てても赤みは出ません。
結構水やりやってるのに赤みが出る・・・のも根っこが少ない、または根っこが枯れている可能性が高いです。
下の写真は、シーザーの胴切り天ですが、発根管理をしようと植え付けた翌日からこの色に変色しました。
![](https://knock-on.jp/wp-content/uploads/2023/05/IMG_8639-1024x1017.jpeg)
【結論】良い株は、根っこが良い
上述しましたが、赤みの原因は、とどのつまり根っこの状態が影響するというわけです。
赤みが出たら、まずは根っこの状態を疑って下さい。
また、根っこについて、勘違いされている方も見受けますので、ちょっと書いておきます。
【勘違い】アガベの根っこの知識
発根すれば、通常管理してもいい
これ、僕も最初そうだと思ってました。
いや、むしろ発根管理から通常の育て方をしていました。
はっきり言いますが、発根しただけでは、根っこの機能を果たせません。
根がしっかり成長してから、通常管理に移行するようにして下さい。
水をあげて、根の成長促進
水耕による発根管理が、わりと主流です。
そういったことから、水やりは根の成長を促進させると広まったのではないでしょうか。
実は、根の成長に乾燥はマストなんです。
水分を探して、根は土の中を進んでいきます。
土中の水分が多すぎると、根は細く、少なくなってしまうわけです。
太く、強い根にしたいのであれば、しっかり乾燥をさせる。そして水をやる。
このように乾湿を繰り返せば、丈夫な根が生えてきます。
意外かもしれませんが水のやりすぎが、根の成長を止めてしまうわけです。
先ほどのシーザーのその後ですが、しっかり水を切って、根の育成を心がけました。
水が行き届いていることが葉色の変化から、わかると思います。
![](https://knock-on.jp/wp-content/uploads/2023/05/IMG_8820-1024x1008.jpeg)
まとめ
いかがだったでしょうか?
他の植物同様、根の状態はアガベにとって、めっちゃ大切です。
赤みが出ても、放ったらかしでも意外と大丈夫だったりもしますが、やはり格好良く鑑賞性の高いものにしたいですよね。
ですが、解決策をいくつ考えても、恐らく赤みとの戦いは終わらないと思います(笑)
今後も新たな赤み対策がアップデート出来るよう頑張りたいと思います。