今や高級植物、アガベを育成していると、心臓が止まりそうな場面に出くわすトラブルがよくあります（笑）
トラブルは、すぐに処置を行う必要がある場合、放置してもいい場合と色々ありますが、今回は前者「アガベの葉が腐ってしまった時」の対処法を解説していきたいと思います。
よくある「下葉が枯れる」といった緊急性の低いものではなく、緊急性が超高い上葉が腐ってしまった時の対処法となりますのでお間違えなく。
僕も以前やらかしてしまった経験から、何とか2回目は防げたのでこのやり方はおすすめです。
1回目は悲惨でしたが、この経験がなければもっとえらいことになってました・・・
↓↓f参考記事↓↓
2回目なのに、相当慌てた理由
1回目はホリダの発根管理中に起きた悲劇でした。
正直、途中から諦め半分のホリダでしたが、今回はさすがに焦りました。
簡単に理由も書いておきます。
台湾から入荷した「超希少種」だったこと。
自分のコレクションにするため、めちゃくちゃ希少な株を仕入れたのですが、なんとその希少種の葉が腐ってしまったのです。
しかも「希少種＋自分が名付け親になる株」という超思い入れのある株です。
そんな株がダメになるかもって考えると、心臓バクバクでした。
それぐらい思い入れがあり、大切に育てている株でした。
対処法が見つからない
これも焦った大きな理由です。
いくら検索しても対処法が出てこない・・・
「上葉・アガベ・腐る」なんてワードを入れても、上葉という言葉自体存在しない・・・（あるかもしれませんが）
下葉が枯れた時の対処法はいくつも出てくるのですが、上葉ってなんやって自分で思いながら一瞬絶望しましたが、とりあえずやれることはやろうと思ったわけです。
大切なアガベを腐らせないために
腐敗を発見したら翌日に持ち越したくなかったので、自己流で処置をすることにしました。
結論、二週間ほど経過して異常なく成長しているので、ひとつの処置方法として参考にしてみて下さい。
【状況の把握】株の状態をチェック
葉が腐るといっても様々あると思いますが、今回の場合、葉に出来た傷の箇所から水分が入り込んでしまい、葉がブニョブニョになっていました。
この後は成長点に向かって腐敗が広がっていき、株全体が腐ってしまう。
これは前回のホリダと一緒や・・・と。つまり、すぐに処置しなければ株が完全に腐ってしまうリスクありです。
ちなみに、健康だった時の写真がこちら。少し変わった成長の仕方をしていたので、弄くり回したのがいけなかったのか・・・
ホリダを腐らせてしまった時も「トップジンMペースト」を傷口に塗布したんですよね。
傷薬だと言っても、やり方がダメなのか、傷口が乾かない内に水やりしたのが悪かったのか。
恐らく後者ですが、一歩間違えると薬害の影響を受けることもあると思います。
なんでもそうですが、アガベも生き物なので用法用量は守って、ちゃんと調べてから使うべきです。
【対処法】一思いにやるべし
ここで対処法です。
アガベは根がしっかりと生きている状態であれば、ちゃんと復活する植物・・・だそうです。
今回、形はどうであれ「株を腐らせたくなかった」ということもあり、腐り始めた葉の部分だけを切ることにしました。
ここで使用するのは細めのカッターナイフです。
株のサイズに合わせて大きめのカッターを使用しても良いのですが、他の葉に当ててはいけないので、小回りの効くカッターナイフがおすすめです。
もちろん、使用前にはライターで消毒するようにして下さい。
切った後の写真がこちら。
真横にカットするだけなのですが、意外と葉が硬いときがありますので、力任せにならないようにして下さい。
少しずつ刃を当てて、切れやすい場所を選ぶと簡単に刃が入ります。
その後、ベンレートを直接切り口にまぶします。
トップ人を塗布したいところですが、切り口に水分は良くないと気づいたので、ベンレートにしました。
処置した株は、そのまま水やりをせずに乾燥させて、完了となります。
【効果】処置後の状態
そのまま二週間ほど経過したので、現在の状態を記載します。
切り口は乾燥したので、水やりをすることも現状問題ありません。
また、処置後も株はしっかりと成長を続けているので、今回の対処法は”大いにあり”だと思いました。
まとめ
葉を切る事に抵抗がある人は、多いのではないでしょうか。
ただ、生き物なので長い目で見て、早めに処置できる事は行った方が良いと思います。
腐敗が進むと取り返しのつかない事になりますし、何よりもせっかく育てていた大切な株を枯らせてしまうのは悲しい事です。
特に、上葉の処置方法などがあまり出回っていないので、この記事が少しでも困っている人の助けになれば幸いです。
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