アクアリウムで使用するフィルター。
前回、【水槽管理はフィルターが9割を占める理由】を記事で紹介した。
過去記事はこちら↓↓
数多あるフィルターのなかで、外部フィルターを選択すべきと書かせてもらったが、今回は外部フィルターのなかでも、一番オススメのフィルターであるエーハイムのアクアコンパクトについて紹介させていただく。
アクアコンパクト2005
オススメするアクアコンパクトは2004と2005の2機種がエーハイムより展開されている。
今回は僕が実際に購入した2005を前提に話をさせていただく。
スペックは以下の表の通り、参考まで。
機種名 | エーハイム アクアコンパクト2005H |
エーハイムコード | 2005330 |
適合水槽(目安) | 45cm水槽(約45ℓまで) |
定格周波数 | 50/60Hz共通 |
定格電圧 | AC100V |
定格消費電力 | 50Hz 5W 60Hz 4W |
一ヶ月あたりの電気代 | 50Hz 約97円 60Hz 約78円 |
流量(可変式) | 50Hz 60〜300L/h 60Hz 60〜360L/h |
最大揚程 | 50Hz 0.4m 60Hz 0.6m |
ろ過槽容量 | 約1.5ℓ |
ろ材容量 | 約1.3ℓ |
本体寸法(外寸) フィルターケース部 | 約φ128×(H)241mm |
本体寸法(外寸) ポンプ・ ストレーナー部 | ストレーナーエクステンション不使用 └約(D)41×(H)168mm ストレーナーエクステンション1個使用 └約(D)41×(H)210mm ストレーナーエクステンション2個使用 └約(D)41×(H)252mm ストレーナーエクステンション3個使用 └約(D)41×(H)294mm ストレーナーエクステンション4個使用 └約(D)41×(H)336mm |
本体重量 | 約1.6kg |
電源コード長 | 約1.8m |
ホース径 | 吸・排水 12/16mm |
付属ろ材 | フィルターパッド各種 (細目×1枚、粗目×1枚、活性炭×1枚)、 サブストラットプロ、 ストレーナー用スポンジフィルター×1個 |
適用 | 淡水・海水両用、屋内専用 |
一般的な外部フィルターは、サイフォンの原理を利用し水を循環させて濾過を行うが、アクアコンパクトをはじめとした横置きフィルターはサイフォンの原理は利用せずに、ポンプで水を循環させるアイテムとなる。
付属品もエーハイムならでは
開封すると様々なアクアコンパクト用のアイテムが同梱されている。エーハイム2213などと比較しても引けを取らないほどの付属品。
ろ材タンクも大容量と言える。サブストラットのみを使用するもよし。エーハイムメックと半分ずつにするのもオススメ。
特に気に入ったのがストレーナーエクステンションだ。
水槽によってストレーナーの高さをこれで調節が可能。ただし、ロータイプであればアクアコンパクト2004の高さで丁度良いかもしれない。
アクアコンパクト2005 メリット
メリット①手入れがとてつもなく楽
アクアリウムを趣味で行う人にとって、最大のメリットではないだろうか。
エーハイム2213を清掃する際は、最低でも40分以上かかるが、アクアコンパクトは約10分で清掃が終了。
忙しいなかでメンテナンスを怠りたくなる気持ちもあるが衝撃的にメンテナンスが楽だった。
理由はホースの取り外しがない事や、吸水、排水口が簡単にメンテナンス出来るとこにある。
なにせ水槽から取り外したら、あとはバケツで洗うだけ。こんなに手入れが容易なフィルターは他にないだろう。
メリット②稼働時の音が気にならない
ほぼ無音と言っていい。
排水音はするが、さすがはエーハイム。モーター音は一切感じなかった。
夜間時、2213よりは音がするのを覚悟していたが、本当に音は一切聞こえない。
メリット③流量調節が容易
写真のつまみを回すだけで流量調節可能。
最大にするとモーターへの負荷は少ないが、流量が強くなりすぎる心配があるが、臨機応変に変えていけば問題ないだろう。
アクアコンパクト2005 デメリット
デメリット①水槽台で使用出来ない
原則、水槽の真横に置いて使用するため、水槽台の下に隠して使用する事が出来ない。
キッチンカウンターの上でアクアリウムを楽しみたい人は問題ないが、専用台で使用する際はフィルターを置くスペースが余計に必要となってしまう。
デメリット②フレーム水槽では、はまらない恐れがある
説明書きにはフレーム水槽も使用できると書いているが、多くのフレーム水槽で使用出来ないと思われる。
原則ガラス水槽での設置。ただ、ガラス水槽は見た目も安定感も間違いなくオススメだ。
気になるろ過能力は?
ろ過能力は2213に比べるとやや低いと感じる。
しかし、実感としては2213と比較し遜色はない。
水槽内の生物にもよるが、設置後はあっという間に汚れを除去出来た。
より分かりやすくするため、数週間放置した後、フィルター清掃を行いろ過能力を検証したので参考まで。
フィルターの清掃をする前とした後の比較↓↓
まとめ
さすがはエーハイムだと強く感じた。
他のメーカーにも横置きタイプがある為、一概にエーハイムだけがいいというわけではないが、使用感としては大満足。
静音と、ろ過能力においては老舗フィルターメーカーの強みが存分に出ていたと思う。
小型水槽でもろ過は外部フィルターがオススメ。
よりコンパクトにろ過する上で、横置きタイプは選択肢のひとつとして大いにありだ。