今人気上昇中のアガベチタノタ。
その中でも圧倒的に人気のfo76。この中から更に品種が選抜されていき、命名されている。
シーザー"Caesar"は普及種の中では人気が高く、ナーセリーも在庫がない状態とのこと。
子株だけでも購入が困難ではあるが、将来が楽しみな鋸歯をした子株を入手したことを以前お伝えした。
今回は第二弾。
シーザーはどれだけ成長したのか紹介する。
赤猫成長記はコチラ↓↓
シーザーの市場価格
アガベチタノタ(fo76)は右肩上がりで価格上昇をしている。
正直、ここまで上がると購入するのを躊躇するレベルだ。
とはいえ、人気種でも全く手が出ないものばかりではないため、少しずつコレクションを増やすことは可能。
とりわけシーザー人気が凄い。見分けがなかなか難しいチタノタの中でも、パッと見ただけでシーザーとわかるほど、特徴が強い。
特にうねりの強い鋸歯は、アガベマニアならひとつはコレクションしたい品種だろう。
2022年2月現在、市場価格は葉幅10cmほどの大きさで6〜7万円程度だろうか。我が家の子株は幸いにも良株の割には3万円弱で購入出来た。
シーザーの多くは根元から鋸歯にかけて一直線に葉が鋭く伸びている事が多いが、我が家のシーザーは丸い。いわゆるボール型となっている。
まだ子株なので、今後どのように展開していくかは分からないが、僕はボール型が好きなので将来は珍しい丸いシーザーに育ってほしい。
シーザーに限ったことではないが、いきなり中〜大株を購入せずとも、子株から育成する事も悪くないと思う。
アガベの販売を生業としている場合はもう少しスピードを上げるべきだが、子株のうちから育成をする事で自分が好きな形状にしやすいというメリットがあるし、何より愛着が湧く。
誰かが育成した株も良いが、コレクションをするのであれば自分が手塩にかけて育てた株の方が良いだろう。
アガベチタノタシーザーの育成検証における条件
植物LED
前回同様に、ツクヨミLEDを1灯設置している。
ツクヨミLEDは高品質で本当に植物の育成に適していると思うし、それはアマテラスも同様だと思う。
メリットは数えればキリがないが、デメリットはやはり価格。
アガベが増えてきた事もあって、追加でのLED設置を検討しているが、アマテラスやツクヨミばかりを購入出来る家庭持ちのパパは少ないだろう。
というわけで、ヘリオスグリーンやその他のライトも現在検討中だ。
現在の照射時間は朝8時〜夜12時までの約16時間。もっと小さな子株であればそこまで日光を必要としないだろうが、そこそこ育った子株なので日光は中〜大株同様に照射している。ただし、距離は大株と比較すると鉢の高さが倍ほど違うため、照射距離は離し気味となる。
約60cmの高さから照射
用土の割合
用土は以前同様下記の通り。
- 鉢底(鹿沼土)
- 赤玉土 6
- 鹿沼土 1
- 多肉用土 3(Amazonで購入)
ある程度大きい株は用土選びにあまり困らないが、子株は用土によっては成長に大きく影響する。
アガベやコーデックスは水はけが命。根腐れも怖いが、気になるのはやはり徒長だ。徒長の原因にはいくつかあるが、水はけの悪さも徒長に影響が大きい。
子株こそ、慎重に用土選びを行おう。
水やり頻度
上記では水はけの良い用土を選択すべきと書いたが、子株のうちはまず成長させる事が重要。
大きく成長させた後に、形を整えるのが今のトレンド。というより、それが最も効率的だ。
そうなると、水やりは基本的に高頻度で行う事になる。
シーザーの子株も週に一度、必ず水やりを行っている。
室内の気温を25℃ほどにキープしているため、それぐらいの頻度で水をやる必要があるが、通常冬場においては水やりは差し控える必要がある。
結局のところ、環境によって合わせる事が大切だ。
前回は2022.1.16
環境はあまり変化がないが、1回目と比較しどの程度株は成長したのか見てみよう。
2022/2/12
2022/1/16
なんともわかりづらいが、よく見ると葉が動いているのがわかる。いや、どうやろ。。。
特に、真ん中の成長点周辺、は少し開く事によって次の葉の展開を待っているように感じた。気がする!
前回からの大きな変化点は、エアコンで常時気温を保っている事だろうか。
とても成長している!!と大声で叫ぶ事は出来ないが、少しの成長の積み重ねを感じる事が重要だ。そして、成長をブログなりSNSで記録する事が大事。
定期的に記録を取る事で、今の育成方法が正しいのか間違っているのか気付きになる。
データを取れれば、方向性を少し変えたいとなっても対応出来るし、後々必ず役立つに違いない。
まとめ
今後、春に向けて屋外管理を考えているが、室内でLED管理を行い、気温を保てれば少なからず成長していく事がわかった。
子株は大きくなる事が優先。そこから形を自分好みに変えればいいので、子株の時点でストイックに育てる必要はない。
まず、他の植物と同じように、大きく育てることを考えよう。