検証

【アガベの胴切り】失敗したくない全ての人へ



はい、実は胴切りの記事を書くのは初めてではありません。



前回、大失敗に終わった胴切りを記事にしたところ、慰めのお言葉や、成功の心得などなど。
沢山の方にメールを頂きまして、今回再チャレンジしました。



結論から言うと、結果が出ていないので、まだ成功ではありませんが、手応えは抜群。
なるほど、アガベの胴切りは「こうすれば失敗しないわけね」と、既に安堵しています。



まずは、失敗に終わった前回の記事をご覧下さい。



おおよそ、株がいい状態でなかった事が原因じゃないかと思います。



いつの日かリベンジを・・・と、思っていたので、今回は思い切れて本当に良かったです。



失敗を経験して、次に生かす。しかし出来る事なら「いきなり成功させたい」
そんな方向けの記事となりますので、参考になれば幸いです。


胴切りは準備が9割、勢いが1割



これは、失敗経験から得た胴切りを成功させる秘訣です。



まず胴切りは何の為にしたいのか。本当にする必要があるのか。よく考えてから準備に移りましょう。



で、準備が9割は本当のことです。簡単に今回胴切りに使用したものを紹介します。


釣り糸を準備



重複しますが、胴切りは準備が大事です。


そして、失敗しない為に、切れにくい釣り糸を使用して下さい。


ワイヤーでも良いそうですが、株に疵をつけてしまいそうなのでPEラインがおすすめです。


今回使用したのはこれです↓↓


胴切りに入る前に、必ず用意して下さい。
切れにくいPEラインなら基本何でもOKです。


カッターでも出来るって人は凄腕だと思います。
僕は上手に出来なかったので、葉がボロボロに・・・。

割り箸を二膳



割り箸一膳だと真っ二つに折れるリスクがあるので、僕は贅沢に二膳使用しました。



僕は王将の割り箸を使いましたが、基本なんでもいいです。



ていうか棒状の滑りにくい丈夫なものなら何でもいいです。


胴切り後の殺菌剤



これも皆さんがよく使用しているもので、問題ありません。



胴切りでよく見かけるのがダコニールの粉剤ですが、僕はベアルート株の殺菌でベンレートを使用しているので、そのままベンレートを使用しました。



どなたかベンレートを使用している実績も見たので、どちらでも問題ないかと思います。



お子さんやペットがいる方は、保存方法に十分注意して下さい。


胴切りする際の注意点

気温や湿度



もちろん環境によりますが、真夏の炎天下や、梅雨時。寒い時期は避けるのが無難かと思います。



切り離した上部は再度発根させる必要があるので、比較的暖かい時期がいいですし、子株を成長させる為には冬や真夏はあまり推奨出来ません。

用土は乾燥させてから



水やりをして間もない頃には胴切りしない方が良いです。



というのも、根から水を吸い上げて葉に沢山水分がいった状態は、実は株が腐りやすいのです。



切り離した直後、上部も下部も弱った状態です。しっかり乾燥させてから行って下さい。


【本題】胴切りのやり方



環境や、準備が整ったらついに胴切りです。



見出し毎に手順を解説していきます。


胴切り手順

①PEラインを適切な長さに切る


対象のアガベの胴回りを切れる”倍の長さ”を切って下さい。

長めに取ると安心です

②PEラインを重ねて捻る


PEラインを二つ折りにして、くるくると捻ります。
これをしないと胴切りの際、糸が切れる恐れがあります!
そうなるとめっちゃ大変なので、必ず二重にして糸を補強して下さい。

二つ折りにします
捻って一本の糸にします

③ここで割り箸登場


捻った糸の両端を、割り箸の両端に巻き付け固定します。

解説のため、短めです!本来はもっと長めに!

④アガベの下葉の上、一周にPEラインを巻く


この時、鋸歯や葉に引っ掛けないように注意深く巻く。ここを乗り切ればあとは切るだけ!
わかりにくいかもですが、矢印の部分に糸を入れていきます。

⑤残り1割の勢い。割り箸をクロスさせ、一思いに切る


最後は勢いです。切れにくいかもしれませんが、二重にしたPEラインはまず切れません。
くるっとアガベをPEラインで一周巻いたら、割り箸を思いっきり両サイドに引いて下さい。


⑥上部、下部共に殺菌剤を塗布する


胴切りが完了したら、あとは殺菌剤を塗布するだけです。
ハケか筆でダコニール(ベンレート)を切り口に塗って下さい。

下部
上部(天)


胴切り後は10日間ほど、日陰でしっかり乾燥させる



これで胴切りは終わりましたが、その後、いきなり直射日光を当てたり、水やりをしたりしないようにして下さい。



上部は乾燥後に植え付け、発根管理となりますが写真のような状態では、発根が少し難しいかもしれません。



下葉を少し取って、株元が出た状態になれば、植え付けやすいようにしてあげると発根しやすくなるようです。



下部は発根済なので、段階的に通常の育成に戻して下さい。水やりOK、日光OK。ただし、あくまで徐々にです。

まとめ



胴切りは意外と力仕事です。



というのも、アガベの芯の部分はやたら固い。



前回の失敗は「PEラインが切れた」から「カッターナイフで切った」という点も大きいように思いました。



PEラインの二重切り。これが胴切りを簡単にしてくれたと感じます。



とはいえ、まだ子株が出てきたわけではないので、今回もまだ成功とは言えませんが、また状況を報告させてもらいますね。



それでは、楽しいアガベライフを!


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37歳|メーカー勤務のサラリーマン

趣味:アパレル・ビザールプランツetc...
好きなものを掛け合わせた事業を計画奮闘中。
アガベの育て方や、仕事が憂鬱な人に、副業が大きな心の支えになる事を知ってもらいたくて、ブログを書いています。

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