アクアリウムがあつい。
これからアクアリウムを始めたい人も大勢いると思う。
『最初はあまりお金をかけたくない。』
わかる。一理あるし僕もそうだった。
だが、僕がアクアリウムを維持していく中で感じたのは、初期投資を中途半端にしてしまうと結局後からコストがかかるということ。
僕のように”安物買いの銭失い”にならないよう参考にしてほしい。
初期投資額の最低ライン
安いもので揃えると、水槽の立ち上げは合計1万円以内で可能。※もっと安く出来るかもしれない。
その後、もっとレイアウトを変えたい。いろんな熱帯魚を飼いたい。
そう思う人が大半だろう。そして、少しでもそう思うのであれば、失敗した人のいう事を参考にした方がいい。
美しい水景を創りたいなら、絶対的に初期投資を多めにすべき。
ただ、限られた予算で立ち上げなければいけない場合は、ずばり¥20,000を初期費用と考えよう。
美しいアクアリウムをやる上で、最低限コストをかけるべきものを紹介する。
マストアイテム【フィルター】
自然界と違い、水槽は水流が発生しない。
ただ水を入れているだけの水槽内の生き物たちは、箱に閉じ込められるようなもの。
餌の食べ残しやフンが水流のない水の中に溜まる。
すると、そこから発生するアンモニアが、水中の魚や水草に悪影響を及ぼす。
そう。そいつらを分解し取り除く役割を果たしてくれるのがフィルターだ。
水を濾過し、循環してくれるアクアリウムで最も重要な役割を果たしてくれている、冗談抜きのマストアイテムだ。
フィルターの種類
- 投げ込み式フィルター
- 水中フィルター
- 上部フィルター
- 外掛けフィルター
- 外部フィルター
とても重要な事を言わせていただく。
各メーカーがこれだけの種類のフィルターを生産しているが、外部フィルター以外は使う必要は無い。
どの種類であっても良い面は確かにある。
何度も言うがフィルターは濾過装置なのだ。濾過能力が低ければ意味がない。
『コンパクト』とか『手入れが簡単』などの謳い文句だけで購入してはいけない。
濾過出来ないならコンパクトな塊でしかない。
それほどまでに外部フィルターが最強なのだ。
ではなぜ外部フィルターが最重要のアイテムなのか、実体験を元にお伝えする。
外部フィルターが最強の理由
①濾過能力が高い
言わずもがな、水槽内の濾過能力が高い。
フィルターの種類は数多く存在する。いや存在してしまう。
だからこそ、多くの初心者がやりがちなのが『フィルターをコンパクトに収める』ということ。
濾過をしてくれるタンク容量が大きければ、その分ろ材を投入する事が出来る。
小さなフィルターではあっという間にろ材の能力が限界に達する。
すると水は当然汚れるスピードが早くなる。
毎日フィルターの清掃が出来れば良いだろうが現実的ではない。
最初だから・・・場所を取るから・・・
わかる。僕もそうだった。
しかし結局、外部フィルターを購入したのだ。
そして、外部フィルター以外を購入する事が無くなった。
②バクテリアの住処になる
僕の実感も含め、バクテリアを増やしやすい。
いわゆる”生物濾過”だ。
通常のフィルターでは、バクテリアが増えにくい。いや、増えない。定着しない。
外部フィルターはリングろ材などを入れる事で、バクテリアの住処を作れる。
一般のフィルターにはリングろ材を入れるスペースも十分にないため、物理濾過が殆どである。
外部フィルターであれば、物理、生物に加え、吸着濾過のろ材を入れることも十分に可能だ。
誰かの受け売りだが、アクアリウムは魚を飼うのではない。バクテリアを飼うのだ。
バクテリアがしっかりと水槽内に定着してくれれば、アクアリウムは自ずと良い方向へ向かう事だろう。
解説:バクテリアは濾過の主役
物理濾過は目に見えるゴミを取るが、バクテリアは水中に発生するアンモニアを分解する。
既に書いたが、とても大切な事なのでもう一度言うが、バクテリアを増やすには外部フィルター以外考えられない。
水質をより良い状態で保持する役割を果たせるのはバクテリアだけなのだ。
人の目には見えないところで活躍してくれる。見えないがアクアリウムにとって、とても大切な相棒がバクテリアだ。
外部フィルターの注意点
僕自身、初めて使用した外部フィルターでやってしまった事がある。
購入したのはエーハイム2213。外部フィルターのレジェンドと言っても過言ではないだろう。
実は2213にはフィルター内にろ材を入れるためのタンクがある。
そのタンクに入れられるだけろ材を入れたところ、水が通る隙間が無くなり水流を発生させるだけの装置となってしまった。
外部フィルターであればどのメーカーを使用しても問題ないと思うが、エーハイム2213を購入する場合はろ材の詰め込みすぎに注意しよう。
まとめ
自宅でのアクアリウムマストアイテム”フィルター”は外部式を強くオススメした。
今後、外部式を超えるハイスペックなフィルターが世に出ない限りは、購入の参考にしていただきたい。