この記事は、アガベ用語集です。
育て始めて間もない頃、アガベの専門用語に戸惑った過去があります。
なるべくわかりやすく書きますので、参考になれば幸いです。
目次から検索することが出来ますので、以下から検索してみて下さい。
基本用語
アガベ
南米原産の植物です。
ロゼット状の葉や太くて堅い葉の先端に鋭いとげを持っています。
色んな種類が存在し、テキーラの原料としても使われます。
株
アガベ本体のこと。
この株は・・・といった記事を見かけたら、アガベのことです。
ベアルート
株を土から引っこ抜いた状態のこと。
海外で育成した株を輸入する際によく使用されています。
台湾ベアルートというのは、台湾で育てた株を、引っこ抜いた状態で輸入した物のことです。
実生
種子から育成したもの。
実生株は、種子から育成したものを指します。
流通している多くの人気種は、親株を介して出た株であり、実生株は少ないです。
ただ、実生もここ数年で人気になりました。
実生をたくさん育て、他と違う特徴が出た株が希少種となることもあります。
そういった株を選りすぐる事を”選抜”といいます。
成長点
アガベを上から見て、中心にある支柱の部分。
ここから葉が展開し、成長していきます。
成長点を太らせながら、丸く育てるのが醍醐味です。
子株
血統を受け継いだ小さな株のこと。
中〜大株の脇から出るのが一般的です。
用土
植物が植わっている土のこと。
一般的に複数の土をブレンドしたものを使用します。
鋸歯
アガベのトゲ周りの、主に白くなっている部分。
南アフリカダイヤモンド、白犀牛などは鋸歯幅が広く、とても人気のある品種です。
めっちゃ格好いいですが、お値段もそれなりです。
プランター
株を植える鉢のこと。
アガベは水はけの良い鉢がマストです。
その点で言うと、プレステラなどの「スリット鉢」が育成にはもってこいです。
もちろん、陶芸家の作品鉢もかっこいいですよ！
カキ孔（カキコ）
脇目から出てきた子株のこと。
一般的には上記の使い方で良いはず・・・。
胴切りして出た子株でも言うかもしれませんが、定かでありません。（ルールはない方が良い！）
斑入り
ベースの葉色に斑が入ったもの。
ブルーダイヤモンドなどは、これに当てはまります。
光合成できる葉緑体が少ないので、一般的に成長は斑入りの方が遅いと言われます。
根鉢
鉢のキャパに根の量が追いつかなくなった状態。
根鉢になると、根の成長が止まり、株の成長にも影響します。
年1回ペースを目処に、植え替えしましょう。
スピン
アガベのトゲのこと。
品種によって特徴があるので、そこがアガベのいいところですね！
トップスピン
成長点のトゲのこと。
トップスピンが格好よければ、その後展開する鋸歯が楽しみですね。
育成用語
発根管理
根が生えていない株を、発根させる作業です。
主に海外からのベアルート株は、この作業が必要です。
海外から植物を輸入する時は、菌や虫を持ち込まないため、根を切られます。
とても重要な作業ですので、記事を参考にしてみて下さい。
アガベの子株は土耕＆腰水で発根管理すべきだが・・・
腰水
育成手法のひとつです。
水を薄く敷いた上に鉢を置き、用土を常に湿らせた状態です。
鉢増し
鉢のサイズを大きくすること。
アガベのサイズが大きくなるにつれて、小さな鉢では成長を阻害するリスクがあります。
アガベの生育に合わせて、鉢のサイズを変えていきましょう。
胴切り
子株を強制的に出す手法。
文字通り、親株の胴を切って、脇目や切断した成長点から子株が出ます。
縦割り
胴切りと同じく、強制的に子株を出す手法。
成長点を縦に大きく割ることで、脇目や切断面から子株が出ます。
胴切りより確実性が高いと、個人的には思っています。
芯止め
上に同じです。
親株の成長を強制的に停止させ、脇目から子株を出させることです。
野球で例えると子株は「満塁で押し出し」と同じと思ってます（笑）
成長点という行き場を失った栄養が押し出されて、子株が吹くイメージです。
アントシアニン
アガベの赤みの正体。
何かしらのストレスがかかると、アガベは赤くなります。
赤みの物質をアントシアニンと言い、株をストレスから守るために分泌されます。
まとめ
より深くアガベと関わっていくうちに、まだまだ専門用語が出てくると思います。
僕自身、まだ聞いた事もない言葉があると思いますが、DMいただけたら分かる範囲でお答えしますので、お気軽にお問い合わせください。
